2016年8月22日

8月22日 車載半導体が導く未来

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ルネサス 米半導体企業を買収へ

半導体大手のルネサスエレクトロニクスが米同業のインターシル(カリフォルニア州)を買収する方向で最終交渉に入っている。買収額は最大で3000億円規模で、早ければ月内にも基本合意する見通し。省電力半導体に強みを持つインターシルを傘下に収め、自動運転などで広がる車載用半導体市場で先行する目的だ。リストラを終えたルネサスは買収をテコに成長軌道を取り戻す狙い。

ルネサスエレクトロニクスと言えば、三菱電機、日立製作所、NECを源流に持ち、車載半導体などの世界シェアで首位を誇った企業です。社名の由来に「ルネッサンス」が含まれており、日本の半導体産業の復興を願って2010年に設立されました。そのルネサスが首位奪還に向けて攻勢をかける訳ですが、車載半導体は可能性がまだまだ広がっていく分野です。高級車では当たり前になっている駆動部分のマイコン制御や、GPSによる位置検知の更なる精度向上、自動運転に関する技術革新というのは半導体の品質に大きく依存します。テレビや洗濯機など最終製品はコモディティ化が進んでいますので、日本の高い技術力という強みを活かして欲しいものです。
自動運転の技術が究極的に進むと「ぶつからない車」がいずれ誕生します。そうなると、硬いボディーが不要になり、軽い素材で出来た燃費の良い超エコカーなんてものも世に登場するでしょう。映画で見たような社会が実現するのもそんなに遠い未来ではないかもしれません。

(ナカモト)

ルネサスエレクトロニクス・・・三菱電機および日立製作所から分社化していたルネサステクノロジと、NECから分社化していたNECエレクトロニクスの経営統合によって、2010年(平成22年)4月に設立された。社名に冠する『Renesas』は、あらゆるシステムに組み込まれることで世の中の先進化を実現していく真の半導体のメーカーとして「Renaissance Semiconductor for Advanced Solutions」を標榜して名付けられたものであり、ここには日本から世界に向けた半導体産業復興の意が込められている。