2016年8月2日

8月2日 ジャパンブランドの実力

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日通、アリババと提携 中国向け送料安く 国際ネット通販、日本企業の輸出弾み
日本通運は中国のインターネット通販最大手のアリババ集団と日本商品の販売で提携すると決定した。中国の消費者がアリババの通販サイトで購入する場合、日通は現在主流の国際郵便より3割安い料金で中国まで輸送する予定だ。中国において、通販市場でも日本商品の人気が高い。海外の商品を購入する「越境通販」のボトルネックだった物流インフラが整い、日本商品の市場が広がりそうだ。

日本の商品が海を越えてその市場開拓の道を広げている。昨年より勢いの続く訪日観光客の「爆買」に続き、インターネット通販を活用して、海外の個人消費が日本の商品を対象として拡大しているのだ。今後、海外の人が海外にいながら、日本の商品を日常的に使用できるようになるかもしれない。これまで、商品の輸送コストが重荷となっていたが、今回日通がその輸送費を引き下げる事でこの「越境通販」の販路拡大に乗り出した。中国大手通販業者アリババと提携しての事業となると、ブームに火が着くと巨大な市場に成長する可能性もある、大いに期待したい。
日本の商品で近年特に注目されているものとして農産物がある。農家どうしが提携して、ある程度まとめたロットでアジア圏へ輸出する動きも増えている。ジャパンブランドの野菜やお米が中国をはじめとしたアジアのの人々に人気が高いことが背景にある。無農薬であることや栄養価の高さをアピールして商機を広げている状況だ。なかでも、日本の白菜はアジアでとても人気が高い。私がタイの友人と日本で鍋を囲んだ時、白菜の旨さにとても感動していた。タイにも白菜はあるが、肥料が少なく、四季のない環境で育った白菜は甘味が少なく栄養価も低い。日本人が長生きなのもこの豊かな野菜の栄養に支えられてのものだとも言われている。美味しく、健康に良いジャパンブランドの商品が世界中に広がっていけば日本の一次産業も新しいステージに進むかもしれない。

(市川 淳)

越境通販(越境EC)・・・インターネットを使った通信販売を指すが、 自国内向け(母国語)のサイトではなく、外国語のサイトを設け、積極的に海外の消費者に販売する形態を越境ECと呼ぶ。そのためECサイトを運営する企業側は、海外に直接出店するリスクやコストの軽減につながり、且つ商圏は広くなるため、初期投資額を抑えながら海外進出を狙える。