2016年7月13日

7月13日 それでも中国は孤立の道を進んでしまうのか

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国際司法裁判所 南シナ海 中国の主権を認めず
12日、国連海洋法条約に基づくオランダ・ハーグの仲裁裁判所は南シナ海での中国の海洋進出を巡り、中国が主権を主張する独自の境界線「九段線」に国際法上の根拠がないと判断した。中国が人工島造成など実効支配を強める南シナ海問題に対し、初めて国際的な司法判断となる。中国は判決を受け入れないとしており、国際社会との緊張が高まるのは避けられそうにない。

中国の孤立が強まる先に世界経済の発展はあるのか?これが私の危惧です。これまで南シナ海で好き放題を続けてきた中国に対し、国際司法裁判所がNOを言い渡しましたが、中国は兼ねてから不利な判決は受け入れないと宣言してきました。国際法に違反していることが決定したにも関わらず、法的に判決に従うことを強制することはできません。となると、中国からすればこれまでと何も変わらないことになります。中国がお得意の貿易相手国である欧州首脳は、今年5月の伊勢志摩サミットでも中国に対する慎重姿勢を崩しませんでした。このまま中国の横暴を許し続けていいはずがないと私は考えます。
欧州の慎重姿勢とは対照的に、昨年秋頃からアメリカは中国に対して強硬姿勢を取るようになってきました。「航行の自由作戦」として、中国の主張する領海を事前通告なく駆逐艦で通過しています。このアメリカの強気な姿勢の背景には、中国に覇権を奪われかねない危機があるとも言われており、アメリカの姿勢は今後ますます強まっていくと想像できます。GDP世界2位にまで成長した中国・・・、孤立ではなく世界と協調する路線に切り替えることのメリットに気が付く日が早く訪れることを願います。

(ナカモト)

国際司法裁判所・・・オランダのハーグにある常設の国際裁判所。国連の主要機関の一。国家間の紛争の司法的解決に当たり,また,国連の機関などの諮問に対し勧告的意見を与える。国連の総会と安全保障理事会で選ばれた国籍を異にする一五名の裁判官で構成される。