2016年7月11日

7月11日 熱狂なき選挙で改憲の足音が聞こえる

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参院選、改憲勢力3分の2超 与党で改選過半数
10日、第24回参院選投票が行われ、即日開票の結果、安倍晋三首相(自民党総裁)が目指す憲法改正に前向きな勢力は、非改選と合わせて改憲の発議に必要な全議席の3分の2を超える議席を獲得した。首相は自身の経済政策「アベノミクス」を継続する方針。自民、公明両党は首相が勝敗ラインに掲げた改選過半数の61議席を上回った。民進党は苦戦し、30議席台前半にとどまった。

参院選が終わりましたが、全く熱を感じない選挙だったという所感です。イギリスのEU離脱に関する国民投票はそれこそ世界中が注目していましたし、アメリカの大統領選も連日の集会で盛り上がっている様子が報じられています。もちろん、私は海外の選挙を目の当たりにし、現場で体感したことはないのですが、ただでさえ熱がない日本の選挙の中でも、今回は更に温度を感じないものでした。初めて18歳が参加する国政選挙であったにも関わらず、盛り上がりに欠けたのは野党の共闘が機能していなかったこともあるのかなと個人的には思います。
共闘自体は、共産党がこれまでになかったような協力をしていたりと努力がみられたのですが、争点が「改憲していいのか?」になってしまったことで、大きな武器が足りていなかったように思います。アベノミクスがうまくいっているとは私は微塵も思わないのですが、結果として安倍首相はインタビューに対して「アベノミクスが信任されたと受け止めている」という言葉を述べました。野党からすれば「消費増税を先送りにされてはやりようがない」という面もあったのは理解しますが、改憲の可能性が広がったのは事実。安倍首相が懐に隠しているであろう改憲策が、国民の最大公約数的な常識の範囲内であることを祈ります。

(ナカモト)

参議院議員選挙・・・日本国の立法府である「国会」の内、上院である参議院の国会議員を選択する為の選挙である。一般的な任期満了による半数改選である選挙は「参議院議員通常選挙」という名称である。それに含まれないものとしては再選挙や補欠選挙がある。任期6年の議員を3年ごとに半数ずつ改選する。