2016年7月8日

7月8日 三菱UFJ銀行による既存概念からの脱却

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三菱UFJ銀 仮想通貨開発 米企業へ出資
三菱東京UFJ銀行は仮想通貨の世界最大の取引所を運営する米コインベースに出資する。まずは円やドルの海外送金の仕組みなどの開発を進める。利用者は手数料の低下や手続きの時間短縮などのメリットを得られるようになる。金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック」がビジネスモデルに変革をもたらすと判断した行動だ。

今年に入ってから、三菱UFJによる既存概念からの脱却が凄まじいと感じます。独自で「MUFGコイン」なる仮想通貨の実験開始をし、行内のお金のやりとりに「円」以外の手法を取り入れる方法を見出そうとしています。更に、日銀がマイナス金利を導入し国債の金利が低下するや、国債入札での負担増が強制的に強いられるプライマリーディーラー資格を返上すると決めました。これは「円を信用していない」、「日銀の政策には従いたくない」という明確な意思だと受け止めることもできます。政府には三菱UFJ銀行を嫌がる人物も多いのでは・・・。
そして更に世界最大の仮想通貨取引所の運営会社に出資です。ここまで大胆に新しい体制への適応を急ぐ姿勢は、天晴だと私は思います。海外送金における高い手数料は、ユーザーにとっては高い障壁。三菱UFJ銀行は仮想通貨の有用性を認めており、いち早く市場を開拓しておきたいのでしょう。
ところで、今年に入ってから週刊文春のスクープ記事には社会が注目するものが多く、甘利前経済大臣や舛添前都知事といった失脚に追いやられたケースもあります。昨日発売の文春は三菱UFJ銀行の不正融資や接待の記事がトップでしたが、政府からの依頼でもあったのでは?と勘ぐってしまうのは考え過ぎでしょうか。

(ナカモト)

プライマリーディーラー・・・国債市場特別参加者。財務省が指定した銀行や証券会社のみと国債などの直接取引を行う制度。指定された金融機関は、国債の安定消化のため一定の引き受け義務を負う一方、国債市場特別参加者会合での情報取得や意見開示などができる。