2016年6月27日

6月27日 揺れに揺れた英国民投票

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イギリス国民投票 やり直し請願300万人超
英国民投票で欧州連合(EU)離脱の結論が出たことを受け、英下院の請願サイトで26日午前までに、投票のやり直しを求める署名が300万人を突破した。インターネット上ではロンドンの独立とEU加盟を求める署名活動も展開され、16万人を超す署名が集まっている。

24日にこのカテゴリの記事を更新した時点では、英国民投票の結果が分かる前でした。開票速報などの情報が錯綜し、為替相場・株式相場・商品相場とも乱高下が見られました。その後、離脱派多数の結果が報じられ、日経平均の終値は1286円安で年初来安値を更新。1日の下げ幅としては過去8番目の下落で、市場の動揺が見受けられました。
残留派であったジョー・コックス議員が不幸にも銃弾に倒れ、世論調査では残留派優勢との見方が強まっており、ブックメーカーも残留派が勝利するという予想がなされていました。この流れを劇的に変えたのには、ある人物の発言が影響したと一部で報道されています。その人物とは、エリザベス女王です。残留・離脱に直接言及した訳ではありませんが、女王が会食で同席する人に対して「英国が欧州(連合)の一部であるべき理由を三つ挙げて」と質問をしたと報じられました。とらえ方によっては女王が離脱支持とも聞こえます。エリザベス女王の心中は分かりませんが、この発言によって大きく流れが変わったという意見もあります。すでに国民投票のやり直しを求める署名が始まっていたり、スコットランドで独立論争が再燃していたりと、今後もBrexit絡みで新たな火種が生まれていくでしょう。

(ナカモト)

Brexit・・・British(英国)とExit(出口)を組み合わせた造語。EUからの英国の離脱を意味する。6月23日に国民投票が行われ、離脱が多数となった。ただし、実際に離脱するには数年を要する。