2016年6月16日

6月16日  東京を背負う責任

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舛添知事 辞職決定 「心残りの念尽きぬ」 与野党、後任選び急ぐ
東京都議会は15日午後に本会議が開かれ、舛添要一知事の辞職が全会一致で同意した。辞職は21日付で正式に決定された。舛添氏は本会議で「これ以上、都政の停滞を長引かせることは耐え難い。私が身を引くのが一番だと考えた」と述べている。後任を決める都知事選は7月14日告示―31日投開票か、7月21日告示―8月7日投開票の日程で実施される見通しだ。

連日マスコミを賑わせていた舛添東京都知事の引責問題で、「辞職」という決着がついた 。国民の多くは「遅すぎる」といった印象を持っているのではないか。辞職を渋った理由づけに8月に開かれるリオ五輪までは現職を続け、参加するのが時期オリンピック開催国としての役割だとの知事の主張があった。しかし、汚職でまみれた人間が国を挙げた大イベントに、日本の代表として出席することに意味があるだろうか?自らのした行為と、社会に与えた影響を自覚し、一日でも早く退き、新しい代表者を立てる必要があっただろう。選挙が参院選と重なることもあり、スケジュールがタイトではあるがリオ五輪までにはなんとか間に合わせて欲しいと思う。個人の犯した失態を、これ以上国際社会に晒すのは避けたい。しかし、舛添知事だけではなく、政治と金の問題を巡っては過去にも繰り返し行われてきた事ではある。前任の猪瀬知事も政治献金の問題で辞職している。こうした問題が起こるのも、東京都知事に集まる資金と権限の大きさがある。東京都の予算は約13兆と、スウェーデンの国家予算なみだ。東京に事務所を構える不動産会社である弊社もそうだが、東京都知事の認可を得て営業をしている。人口1,300万人を抱える大都市東京を束ねる大都市東京の長である東京都知事の責任は重い。後任者については、個人的にはタレント議員のような人気や知名度のみで知事の椅子に座るのではなく、都政に精通した行政のプロに後任について貰いたいと思う。

(市川 淳)

東京都知事・・・東京都知事は東京都の首長であり、東京都知事の立候補者から東京都に住所を持つ有権者によって選出される。通常、自身の補佐役となる東京都副知事を選び任命する(定員4名)。権能についてはほかの道府県知事の地位と職務と同様、広域行政と市町村の事務の一部を管掌している。