2016年5月26日

5月26日  リニア新幹線がつなぐ日本の東西

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

リニア大阪延伸、最大8年短縮小 政府、JR東海が調整
政府と東海旅客鉄道(JR東海)は25日、リニア中央新幹線の大阪への延伸時期を2045年から前倒しする検討に入ったとのことだ。最大8年短縮する案が軸となる。東京―大阪間を67分で結ぶリニアの早期整備で経済活性化につなげるのが狙いだ。政府は長期低利融資でJR東海の資金調達を支援する計画となっている。

リニア新幹線の計画が今回良い報告で修正された。大阪、東京を1時間7分でつなぐ夢の構想も、当初は2045年が完成予定だった。正直、まだまだ未来の話だったが、8年短くなるとなると夢が近づいてくる実感が湧いてくる。是非、実現してもらいたいと思う。自分は学生時代まで関西に住んでおり、就職活動で何度も大阪ー東京間を移動した。N-700系が通る前で、早い便に乗っても2時間半の移動時間はやはり大変だったのを覚えている。今回リニア新幹線を通す最大の目的は東海大地震を見込み、現行の東海道・山陽新幹線が機能がしなくなった際のリスクヘッジだ。新幹線による東西の人の移動が不可能になった時、日本全体の機能不全を阻止するために、今回のリニア開通は欠かせない。いつ来るか分からない大震災に備えるためには一日でも早い完成が望まれる。また、大阪、名古屋、東京の時間的距離が縮まればビジネスや観光も活性化してくるだろう。東京ー名古屋間が40分で移動できれば、どちらの駅に会社があっても通勤圏内ということになる。極端にいうと、今まで名古屋の取引先を相手にするのに名古屋支社を設けていた会社が、東京本社に統合する事もあるかもしれない。期待されるのは、東京のリニアの発着駅である品川駅周辺の開発が進むことである。羽田空港からもアクセスが良く、今後経済特区としても期待される品川エリアが、ビジネスセンターやショッピングモール、宿泊施設で賑わう東京の名物になればいいと思う。

(市川 淳)

リニア新幹線・・・リニアモーターカー方式により、東京―大阪間を結ぶ計画の新幹線。最高時速は505キロメートル、東京―名古屋間を約40分、東京―大阪間を約70分で走行する計画である。2014年度(平成26)に着工して2027年に東京―名古屋間を先行開業する予定。東海旅客鉄道(JR東海)が2007年に発表した構想で、建設費は約9兆円に上る。走行ルートは山梨県、静岡県、長野県にまたがる南アルプスの直下を通るため、東京―名古屋間の全長286キロメートルのうち、86%に当る246キロメートルがトンネルである。