2018年8月28日

8月28日 トルコショック 今こそ投資は長期の視点 !

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

8月のグローバル市場は通貨リラが暴落した「トルコショック」に揺さぶられました。直接のきっかけはトランプ米大統領とエルドアン・トルコ大統領の対立ですが、混乱の過程では新興国経済の脆弱性にも焦点が当たりました。2008年のリーマン・ショック後、日米欧など主要国の中央銀行は積極的にマネーを供給しました。資金は新興国にも流れ込み、通貨や株価が押し上げられました。米国が15年末から利上げ路線に転換すると、環境は変化します。米国に資金が回帰し、次第に新興国の通貨や株価が下落に向かい始めたのです。(日本経済新聞より)

緩和マネーが覆い尽くしていた経済の構造問題もあぶり出されました。経常赤字国であるトルコはもともと海外資金への依存度が高いという問題があります。ひとたび資金が流出し始めると通貨や株価の下落に拍車がかかり、経済が混乱しやすいのです。マーケットの動揺はいったん収まりつつあるようですが、市場では新興国の経済危機につながらないか懸念する声がくすぶり続けています。(永塚)

リーマン・ショック・・・2008年9月15日に、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・ホールディングス(Lehman Brothers Holdings Inc.)が経営破綻したことに端を発して、連鎖的に世界規模の金融危機が発生した事象を総括的によぶ。なお「リーマン・ショック」は和製英語であり、日本においては一連の金融危機における象徴的な出来事として捉えられているためこの語がよく使用されている。